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特集

第25期藤沢商工会議所会頭あいさつ

親しまれる、必要とされる商工会議所を目指して。

第25期藤沢商工会議所 増田隆之会頭

 去る11月1日開催の臨時議員総会において、引き続き第25期藤沢商工会議所の会頭職を拝命し、その重責に身の引き締まる思いであります。今回、皆様方の温かいご推挙をいただいたからには、勇往邁進の精神をもって全力で商工会議所運営に努めていく所存です。
 さて、私たち中小・小規模事業者を取り巻く経営環境は多様化、複雑化しており、特に経営者の高齢化等に伴う事業承継や人口の減少に伴う企業の人手不足への対応と生産性の向上は重要な課題となっています。
 このような厳しい経営環境の中、商工会議所は、湘南産業振興財団・藤沢市商店会連合会と連携と結束を図りながら、皆様に寄り添い変化の波を新たな成長へと繋げていく動きを後押しする使命があります。
 当所では藤沢市の商工業が繁栄し続けるまちづくりを進めるため、2019年から5ヶ年の行動計画を示した「藤沢商工会議所チャレンジ行動指針2023」を策定いたしました。この行動指針は藤沢の将来を見据え、①政策提言・要望活動②経営サポート③地域振興・まちづくりの3つの視点に立ち、藤沢の強みを最大限に生かして経済の活性化に向けて事業を展開していくものです。今後は、行動指針をバイブルとしてPDCAサイクルによる継続的に各種事業の見直しを図りながら成果目標に基づき、着実に地域経済活性化のための事業を推進してまいります。
 そして、商工会議所の重要な活動であります要望・提言については、各部会・委員会・青年部・女性会の協力のもと、企業の経営支援策や地域の活性化策、まちづくり等に関する要望・提言活動を積極的に展開していくとともに、商工会議所の様々な活動を会員だけではなく、市民をはじめ多くの方々に知っていただけるよう、記者会見を定期的に実施する等、情報発信機能の強化充実を図り「商工会議所活動の見える化」に取り組んでいきたいと考えております。
 次に、市内商店街の活性化ですが、現在、全国の商店街を取り巻く環境には大変厳しいものがある一方で、地域住民から商店街に寄せられる「地域コミュニティの担い手」としての期待は、これまでになく高まっています。商店街は、地域の街づくり、コミュニティづくりには欠かせない重要な役割を持っています。これからも藤沢市商店会連合会と連携しながら「まちゼミ」事業を展開していく等、市内商店街の活性化を図り、さらに住みやすい藤沢にしていきたいと思います。
 近年、全国各地で豪雨や台風による自然災害が常態化しています。商工会議所はBCP(事業継続計画)策定の支援をはじめ、大規模な自然災害発生時に会員企業の皆様を支えるための仕組みを構築し、地域の防災力・減災力の向上に貢献してまいります。さらには、当所と関係の深い全国各地の商工会議所・商工会と連携協定を締結して、復興に向け迅速な対応を図りたいと思います。
 東京オリンピック・パラリンピックの開催まで1年を切り、各地での準備もいよいよ本格化してまいりました。藤沢市においては、江の島でセーリング競技が開催されますが、藤沢市を国内外にアピールできる絶好の機会と捉え、行政との連携をより一層深め成功に結びつけていきたいと考えております。
 また、企業の経営基盤の強化に繋がる経営相談・指導業務は、商工会議所の主たる事業の一つであり、多くの経営課題に直面している企業の持続的な発展を図っていくためには、専門知識の醸成と柔軟な対応が求められています。事務局職員には、資質の向上を目指して日々切磋琢磨していただき、会員の皆様に満足いただける商工会議所業務を遂行していくことを期待しています。
 結びになりますが、11月からスタートした第25期においても、一人でも多くの会員の皆様が藤沢商工会議所を利用していただき、親しまれ必要とされる商工会議所として、会員相互の連携の強化を図りながら、行政や関係諸団体とのネットワークをいかんなく活用して、山積する諸課題に積極果敢に挑戦し乗り越えていきたいと思いますので、皆様のご理解と多大なるご支援ご協力をお願い申し上げて、会頭就任にあたってのごあいさつとさせていただきます。